こんにちは。
私は人工芝施工会社を10年運営しているSHIBAOといいます。
これまで300件以上の庭やベランダに人工芝を敷いてきました。
この記事では「人工芝って人気って聞くけど、本当にいいの?」「後悔しないの?」と不安を抱いている方に向けて、私の経験をもとに本音でお話しします。

第1章:人工芝を考え始める人が増えている理由
ここ数年、「庭に人工芝を敷きたい」という相談は確実に増えています。
私が会社を始めた10年前は、まだ人工芝は「ちょっと高級な庭のオプション」というイメージが強く、一般のご家庭で取り入れる人は多くありませんでした。
しかし最近は状況が一変。
共働き家庭や小さな子どもがいる家庭、さらには犬を飼っている家庭からの依頼が非常に多くなっています。
その理由はシンプルで、「手入れがラクだから」です。
天然芝は見た目がきれいでも、手入れが本当に大変です。
夏は雑草との戦いで汗だくになり、芝刈り機を出して整えなければなりません。
水やりも必要で、放っておくとすぐに枯れてしまいます。
その点、人工芝は一度敷いてしまえば、基本的には掃除と軽いブラッシング程度でずっときれいな状態を保てます。

第2章:人工芝を選ぶ家庭のリアルな声
実際に私が施工した300件のうち、30%程は子育て世代のご家庭でした。
小さなお子さんがいると、外遊びのスペースはとても大切です。
しかし、土の庭だと雨のあとはぬかるんで遊べなかったり、泥で靴や服が汚れたりと、片付けや洗濯が大変になります。
人工芝にすると泥はねがなくなり、晴れた日ならすぐに遊べるようになります。
特にビニールプールを出したり、簡単なテントを張ったりする家庭にはとても好評です。

あるご家庭では、施工前は庭に出ることが少なかったのに、人工芝を敷いてから子どもたちが毎日外で遊ぶようになりました。
お母さんは「洗濯物が減って、外遊びも増えて助かる」と喜んでいました。
こうした変化を見るたびに、人工芝の良さを改めて感じます。
犬を飼っている家庭でも、人工芝は非常に便利です。
雨のあとでも足が汚れにくく、庭を走り回っても泥がつきません。
以前、チワワを2匹飼っているお客様から「足ふきをしなくて済むようになり、散歩の後もすぐに庭で遊ばせられる」と言われたことがあります。
犬にとっても柔らかくて走りやすいのか、楽しそうにしている姿を何度も見ました。

第3章:人工芝と天然芝の比較 どちらが良いの?
人工芝が人気の理由をもっとわかりやすくするために、天然芝との違いを比較表にまとめました。
【天然芝と人工芝の違い】
項目 | 天然芝 | 人工芝 |
見た目 | 季節で変色(冬は茶色) | 1年中、鮮やかな緑 |
手入れの手間 | 芝刈り・水やり・肥料・雑草取りが必要 | 掃除とブラッシング程度 |
初期費用 | 安い(数千円~) | やや高め(㎡あたり5,000~8,000円) |
維持費 | 年間で肥料や芝刈り機代がかかる | ほぼゼロ |
耐久性 | 痛みやすく、再生が必要 | 7~10年(品質による) |
雨後の状態 | 泥でぬかるむ | 泥はねなし |
天然芝は「生きている芝」だから季節感やナチュラルな雰囲気があります。
一方で、忙しいご家庭にはお手入れが大きな負担になることも多いです。
人工芝はそうした手間をほとんどなくし、常に美しい見た目を保つ点が最大の魅力です。

第4章:施工業社に頼むか、ご自身でDIYするか悩んでいる方へ
人工芝を導入するとき、「DIYで自分でやるか」「業者にお願いするか」悩む方も多いです。
ここで両者のメリット・デメリットをまとめてみました。
【DIY施工と業者施工の違い】
項目 | DIY施工 | 業者施工 |
費用 | 安く済む(材料費のみ) | 材料費+施工費で高め |
施工難易度 | 高い(整地・転圧・排水処理が必要) | プロの技術で高品質に仕上がる |
施工時間 | 数日~1週間程度 | 1~2日で完了 |
仕上がりの安定性 | ばらつきが出やすい | 均一で美しい仕上がり |
トラブル発生時対応 | 自己対応が必要 | 業者が保証やアフターサービスを提供 |
道具の準備 | 整地用の道具や転圧機など必要 | 道具は業者が持参 |
DIYはコストを抑えられ、自分のペースで施工できますが、整地の難しさや仕上がりにムラが出るリスクがあります。
一方、業者に頼むと費用はかかりますが、仕上がりがきれいで耐久性も高く、保証も付くため安心です。

第5章:人工芝のメリットと後悔しやすいポイント
人工芝のメリット5つ
- 雑草取りがほぼ不要
- 泥やぬかるみがなくなる
- 一年中きれいな緑が楽しめる
- 手入れ時間が激減
- 庭の使い方が広がる(子どもの遊び場やドックラン)
ただし、人工芝も万能ではありません。よくある後悔例としては以下があります。
人工芝後悔例4つ
1.安さ優先で芝がすぐ寝る
2.整地が不十分で波打つ
3.水はけが悪くカビが生える
4.ピン打ち不足で端がめくれる
これらはすべて、製品選びや施工方法で防げる失敗です。特に下地づくり(整地・転圧・排水処理)が一番重要です。

第6章:後悔しない人工芝選びの3つのポイント
- 下地の仕上げを妥協しない
見た目・耐久性は下地で決まる。DIYなら整地と転圧は時間をかけて。 - サンプルを屋外で確認
室内で見た緑と太陽光の下では見え方が違う。1週間ほど庭に置いて色・質感を確認。 - 生活スタイルをイメージ
子ども、ペット、イベント…日々の使い方を想像して選ぶ。

本記事の総括 〜人工芝で暮らしはどう変わる〜
人工芝は「庭のメンテナンスが苦手」「もっと自由に庭を使いたい」という人にぴったりの選択肢です。施工後のお客様から「もっと早くやれば良かった」という声を本当にたくさんいただきます。
草むしりの時間がなくなり、その分、家族やペットと遊ぶ時間、ゆっくりする時間が増えるのは大きな魅力です。
DIYが不安な方は、ぜひ最初はベランダや庭の一角など小さな場所から始めてみてください。
人工芝の魅力を実感したら、本格的な施工に進めば失敗も少なくなります。

それでは素敵なお庭ライフを!
SHIBAO
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