こんにちは、人工芝施工歴10年のSHIBAOです。
私はこれまで何百件ものご家庭のお庭に人工芝を敷いてきました。
最近よく聞くのがこんな声です。
「人工芝って気になるけど、本当に長く使えるの?」
「買って失敗したくないから、まだ手が出せない…」

この記事では、そうした不安を持つあなたに向けて、人工芝が本当に長持ちするのかどうか、そして長持ちさせるためのコツをわかりやすくお話しします。
第1章:人工芝は本当に長持ちするの?
人工芝の寿命は、高品質のもので7〜10年くらいと言われています。
でも、それって「ちゃんとした人工芝を」「ちゃんとした方法で」敷いた場合の話です。
私が見てきた現場では、1年でダメになった人工芝もあれば10年近くきれいなままのお庭もあります。
この差は何かというと、「品質」と「施工の仕方」なんです。

どんな人工芝が長持ちするの?
経験上、長持ちする人工芝には以下の特徴があります。
特徴 | 長持ちする人工芝 | 長持ちしない人工芝 |
毛の長さ | 25~35mm | 10~20mm |
裏面 | 水抜き穴あり・しっかりした素材 | 穴なし・ゴワゴワの素材 |
UV対策 | 加工あり | 加工なし |
価格帯 | 1㎡あたり2,000~4,000円 | 1㎡あたり1,000円以下 |
安すぎる人工芝は、1〜2年で色が変わったり、ペチャンコになったりして使い物にならなくなることもあります。
第2章:人工芝がダメになる3つの原因
「せっかく人工芝を敷いたのに、すぐにダメになっちゃった…」
そんな失敗は、大抵以下の3つが原因です。
① 紫外線で色あせ・劣化
太陽の光って、思った以上にパワーが強いんです。
特に安い人工芝はUVカット加工がされていないことが多く、1〜2年で黄色っぽく変色してしまいます。
② 水はけが悪くてカビ・コケ発生
人工芝の下に水がたまると、コケやカビの原因になります。
裏面に水抜き穴があるか、下地を水はけよく作ってあるかがポイントです。
③ ピンの打ち方が雑でめくれる
風でめくれたり、つまずいたりするのは、ピンの本数が足りなかったり、間隔が広すぎたりする場合に起きます。
ピンはケチらず、適切な本数(30cm感覚で打つ)を余裕を持って購入しましょう。

第3章:人工芝を長持ちさせる5つのコツ
僕が10年間施工してきて、「これをやれば長持ちする!」と断言できるポイントを5つ紹介します。
① 質の良い人工芝を選ぶこと
「安かろう悪かろう」は、人工芝でも当てはまります。
一般的には少なくとも1㎡=2,000円以上のものを選ぶと失敗が少ないです。
② 防草シートをしっかり敷く
雑草は、人工芝の下からでも生えてきます。
その防止に欠かせないのが「防草シート」です。
おすすめは、厚手の不織布タイプの防草シート。ピンでしっかり固定しましょう。
③ 水はけをよくする下地づくり
土のままに敷くのはNG。
砕石や砂を入れてしっかり転圧してあげると、水たまりができにくくなります。
④ ピンの間隔を細かく(30cm以内)
ピンは少ないと浮いてきます。多めに打っておくと、風でめくれたり歩いてズレたりしにくくなります。
⑤ 日々の掃除・手入れも大事
人工芝は「敷いたら終わり」じゃありません。
落ち葉やゴミをたまに掃除したり、ブラシで毛を立てたりすると、ふわっとした見た目が長持ちしますよ。
月に1度、広さにもよりますが、10分程度のお時間をしっかり確保してください。

第4章:5年後もキレイ!お客様宅の実例
埼玉県にお住まいのA様から「人工芝を敷きたい」とご相談を受けたのは7年前。
30㎡のお庭に、子どもたちとワンちゃんが遊べるスペースを作りたいとのことでした。
僕たちが使用したのは、UVカット加工済み・30mmの高密度人工芝。
下地には砕石と防草シートをしっかり施工。
5年後の様子は…
- 毛並みはしっかりキープ!ペタンコになっていない
- 色もほぼ変化なし
- 雑草ゼロ、掃除もラクでお手入れの手間ほぼなし
A様からはこんな声をいただきました。
「5年もたったのに、こんなにきれいだなんて…大満足です」
「夏も草が生えることはなく、子どもたちが裸足で走り回っています」

第5章:よくある誤解と本当のところ
誤解①:「人工芝ってどれも同じでしょ?」
→ 全然違います。耐久性・柔らかさ・水はけ…見た目では分からない差がたくさんあります。
誤解②:「人工芝はDIYじゃ無理」
→ 正しいやり方を知れば、DIYでも十分キレイに敷けます。特に小さいお庭なら問題なし!
誤解③:「人工芝は夏熱いから危ない?」
→ 確かに日差しが強い日は熱を持ちます。
でも、土や砂も同じです。裸足で遊ばせたいなら、遮熱タイプの人工芝を選ぶと安心です。

第6章:DIYでも失敗しない人工芝の選び方
では、DIYで敷くならどんな人工芝を選べばよいのでしょうか?
チェックポイントはこの4つです!
項目 | チェックポイント |
毛の長さ | 25~35mmくらい |
裏面 | 水抜き穴あり・柔らかめ |
UVカット | 「耐候性あり」等と明記されている |
施工しやすさ | ロール状で巻きぐせが少ないもの |
▶ SHIBAOおすすめの選び方のコツ
「迷ったら、1㎡=2,500円前後の日本製を選べば大ハズレはしません」
高すぎず、安すぎず。耐久性も信頼できます。

本記事の総括〜人工芝は“ちゃんと選んで、ちゃんと敷けば”10年持ちます〜
最後に大切なことをもう一度。
人工芝は、正しく選び、正しく敷けば10年近く長持ちします。
DIYでも成功する人がどんどん増えてきています。
このブログでは、今後もおすすめ商品や施工のコツを紹介していきますので、ぜひブックマークしておいてくださいね!
「庭に人工芝を敷いて良かった!」と笑顔になる人を、もっと増やしたい。
そんな気持ちで、これからも本音で発信していきます。
それでは素敵なお庭ライフを!
SHIBAO
コメント